寄付古本販売事例

寄付古本販売事例

脱内職の自立事業の1つです。これは内職に代わる生産活動で、外部からの納期にしばられることなく、価格など自分たちで決定し、管理できる事業のことです。

【課題】
利用者の障害種や障害程度によっては生産活動の中心が内職にならざるを得ない事業所も多く、低工賃を改善しにくい事業体質になっているケースもある。このような事業所にとっては設備投資による新規事業といった急激な変化ではなく、内職に代わるもので、技術習得が難しいものでなく生産性の高い事業が必要である。

【解決策】
寄付による古本回収で行う「古本販売事業」。
当事業のポイントは
*古本は、地域の方々や企業から寄付をいただく
*利用者が回収、清掃、カバーかけ、販売(含むインターネット)を行う
*古本の寄付と購入による福祉への参加を「見える化」する。

【古本の確保】
寄付でいただく。 チラシを作成し、地域へのポスティング、保護者・学校・行政等事業所支援者への寄付のお願い、企業への寄付のお願いを行う。寄付者へはお礼状や事業報告を通じて継続的な寄付のお願い、またお知り合いの方へのご案内をお願いする。

【ビジネスフロー】

【メリット】
*納期に縛られない
*価格設定ができる
*どのような利用者でも取り組みができる作業
*寄付でいただくため、質の良い本が集まってくる
*リアル販売とインターネット販売の組み合わせで売上をさらに伸ばすことができる。

【成果】
*リアル販売で利用者が販売を担当することで、事業へのモチベーションが高まった。
*職員にとっては、自立的事業を計画立案し実施することを通して経営手法を習得できる。
*脱内職の収益性の高い事業のため、工賃に反映できる。
*古本の回収・販売を通して福祉に関心のある人だけでなく、今まで福祉と接点がなかった人とも接触できるので、社会福祉の理解促進にも大きく貢献する。

【古本販売展開例】
現在全国で多くの事業所が取り組んでいます。
1事業所による取り組みのほかに、事業所が連携した取り組みもあります。また就労移行事業として、利用者の就職に向けたビジネスマナー、仕事への理解、パソコンスキル等の習得に活用している事業所もあります。

事業支援実績
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