【Supportersコラム】福祉施設の商品は、ニッチにこそ活路あり~米粉

私の周りでは、小麦粉を使っていないモノ、グルテンフリーのモノを求める人が多いです。私自身もそういうのを気にするタイプです。今度k.fabric輪でイベントをするカフェがそういう志向の人が多く集まるところで、準備ミーティングで話をしていると、米粉のクッキーウケがとてもいい。だからイベントに合わせて施設さんで作っている米粉のクッキーを置いてもらうことにしました。

この販売のコーディネートを私がやっているのですが、その中で気づいたことがあります。

米粉のクッキーやグルテンフリーのモノを求める人たちは確実にいますよ、ということ。なんならその数はどんどん増えていますよ、ということ。

せっかく米粉のクッキーやお菓子を作っている施設の中には、「米粉」をまったくアピールしていないところがあって、とてももったいないと感じます。パッケージの裏の成分表示には「米粉」と書いてあるけど、パッケージをぱっと見ただけでは分からない。

私を含めて米粉やグルテンフリーのモノを求めている人は、求めているので、パッと見てすぐ分かれば購買行動に移りやすいです。目だつラベル一枚貼ってあるだけでも違います。

施設からすれば米粉やグルテンフリーを求める人は全体から見ればまだ少ないので、そこまで気が回らないし手も回らないという声もありますが、ニッチだからこそそのマーケットで存在感を出していくというのが戦略になるのではないでしょうか。施設の商品は少品種少量生産なので、付加価値を高めた商品をニッチな市場で売るというという戦略です。

付加価値を高めた商品というとなんだか難しそうですが、米粉やグルテンフリーを求める人は何を求めているのか、何に困っているのかを知って(お客様と積極的に交流する)、自分たちにできることから一つ一つ対応していく(目立つラベルを貼る)ことかと思います。

誰に喜んでもらうのかが分かると、お菓子作りもさらに楽しくなるのでは?と思います。

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