【輪blog】ご寄付の着物や帯はどこから来るか?

k.fabric輪(りん)は、障害者就労施設と協働でユーズドの着物のアップサイクルと解き布の販売をしています。

着物や帯は障害者施設にご寄付でいただいたものです。

これを施設の利用者が丁寧に解き作業を行います。根気のいる作業ですが、丁寧にやってもらいます。そして、早い!解きだけを依頼されるお客様もいます。

解いた着物は洗って、アイロンをかけ、縫製作業に回ります。縫製作業はアイテムによって一部または全部を障害者施設で行っています。それ以外のアイテムは輪で縫製を行っています。

こうして出来上がったものをお客様にお届けしています。

将来的には縫製ができる施設が増えていって、縫製のプロ集団になったらいいなと思っています。(わりと本気で)

ところでご寄付の着物や帯ですが、先日、ご高齢の男性からお母さまのものだけどということで、かなり遠いところからお送りいただきました。

古いものだけど捨てるに捨てられず、活用してもらえる場所があるということを人づてに聞いて、わざわざ調べてくださったとのこと。

お母さまに対する思い、モノを大切にする思い、こういう思いに触れると、できる限り生かしていこうと、私たちも気持ちが引き締まります。

また着物は、何十年も経って着るという役割を終えても、形を変えて何かに役立つものに変われる力があることを改めて教えてくれますね。

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