私たちは
「障害があってもやりがいのある仕事が出来る社会」
ウェルフェアな社会を信じます
それは
障害者だからそこまでしなくていいよ
障害者だから出来なくても仕方ないよ
と言われない社会です
それは
こんな工夫をすればもっと働ける
一緒に力を合わせれば、周りの人にもっと喜んでもらえる
発見や可能性や成長を信じてくれる
社会です
そして
奪い合うのではなく分け合いながら豊かになる
不平等や格差がない
そんな社会です
なぜなら
障害は欠点ではなく特徴だから
障害のある人は少数派かもしれないし、身近にいないかもしれないけれど
確実に社会の中で、今を一緒に生きているから
そして、自分自身でもあるから
私たちが描くウェルフェアな社会の姿は
「誰一人取り残さない」というSDGs(国連の持続開発目標:世界を変えるための17の目標と169のターゲット)の目標8「働きがいも経済成長も」ターゲット8.5「若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する」につながります
やりがいとは何でしょうか
働きたい希望が叶うこと
働いたお金を自分で使うことができること
働いてほしいと必要とされること
希望を聞き、背中を押し、一歩踏み出したことを一緒に喜んでくれる人がいること
私たちは「障害があってもやりがいのある仕事が出来る社会」をどう達成したらいいのか考えました
1.障害のある人と一緒に働く人たちへの働きかけ
障害のある人と一緒に働く人たち- 障害があっても働きたい人の仕事をサポートする人、生活の支援をする人、仕事を企画する人 -への働きかけを行います
なぜなら、障害がある人たちは、この人たちの存在なしに働くことは非常に困難だからです
この人たちは、障害のある人の「やりがい」に、とても重要な役割を担っています
2.ウェルフェアトレードの考え方と行動
私たちは障害のある人たちが生産するものが適正な値段で取引されるよう、より良い生産現場、より活発な販売活動、理解と満足のある消費を促すよう、障害者と一緒に働く人たちと共に考えて行動します
フェアトレードは、「発展途上国だから、女性や子どもが働いているからと商品の流通価格が安価すぎるのはおかしい。適正な値段で流通すれば、児童労働もなくなり、女性も子どもも教育を受ける事が出来、貧困が無くなる」という考え方です
同じように、障がい者だから・福祉だからと商品やサービスが安く流通する事は、どうなのでしょうか?
適正な値段で流通すれば(品質が同じという前提条件で)工賃や賃金に反映され、障害があってもやりがいのある社会やSDGsの目標に一歩近づくのではないでしょうか
これはウェルフェアトレードという考え方になります
障害があっても社会と関わり、経済的にも自立したいというのは誰もが持つ思いです
障がい者が働く現場の経営力や事業力が高まれば、障害のある人の働き方や生活が変わり、さらに働く現場がより充実し、さらにやりがいのある仕事を作り出していくことができます
このような良い循環が生まれるように、K-NET!では3つの長期成果を目指し、3つの事業を行います
目指す長期成果
「福祉とビジネスのバランス感覚がある人材の育成」
「担い手経営者や職員のスキルアップ」
「福祉と民間の事業促進」
「障害があってもやりがいのある社会」の実現のための3つの事業
つなぐ活動 「障がい者が活躍するビジネスを作ろう」をテーマに、障害者就労系事業所(就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援など)の管理者や職員、自治体関係者、支援団体職員、 企業の雇用担当者、民間事業者会社員、学生、起業をしたい人など興味のある人や意欲のある人がつながって情報を共有し、知識を深めそれぞれの現場での行動の種を持ち帰っていただく活動です
学ぶ活動 障害者就労系事業所(就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援など)の管理者や職員の方を対象に障がい者が活躍する仕事作りに必要なビジネスや経営のスキルを学ぶ研修です 集合研修のほか、訪問研修も可能です
伸ばす活動 障害者就労系事業所(就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援など) が取り組んでいる事業や、これから行いたいと思っている新規事情の相談やアドバイスを行います また工賃アップに役立つ事業の開発も行います