あなたもリーダー(2019年9月13日)

あなたもリーダー (2019年9月13日)

「リーダー」という言葉を聞くと、自動的に自分の中から「私ではない、そこまでのものではない」という声が出てきませんか?「難しい話が始まる」と思っていませんか?

「リーダーシップ」というと、「高い能力、学歴、経験」や「権力」、もしかしたら「高い地位や役職のある人のこと」というイメージがありませんか? あなたがそんなイメージを持つのは当然です。それが社会の流れや社会に「売られている」リーダーシップのイメージだからです。
でも実は、そのイメージはもう「古い」のです。

「リーダー」と聞くとどんな人を想像しますか? 名前通りに「リードする、誰かをどこかに行かせる人」、もしかしたら他の人に「無理やり何かを押し付ける人」というイメージを持っていませんか? ビジネスの世界でのリーダーのイメージは軍隊のトップに近いのではないかと思います。
幹部、経営者、社長クラスの人が指示を出して、部下はそれに従うというイメージ。
これも「古い」です。

マネジメントやリーダーシップの師と言われている、ドラッカーによるリーダーの定義を引用します: 「リーダーとは、フォロワーが存在している人である。」

*「Two Aspiring Leaders Talk Leadership」 [ online ]
https://www.drucker.institute/thedx/leaders-talk-leadership/
(2019 年5月2日アクセス)

では、どんな人にフォロワーが付きやすいのでしょうか? それは、

・ フォローする価値のあるアイデアを持つ人

・ 信頼できる人

・ 影響力のある人 

です。

第一次世界大戦後にオスマン帝国のスルタン制を廃止し、現代のトルコ共和国を樹立して、トルコ独立戦争とトルコ革命を指導したことで知られるアタテュルクによるリーダーの定義です

「リーダーは先に歩く人ではなく、道を見せる人であるべき」

トルコ語の「道を見せる=yol göstermek」は、相手とコミュニケーションしながら、サポートやアドバイスするというニュアンスです。

なぜ人を巻き込むリーダーシップが今の時代に最も大事なのか?

・人、さらに若い人はたくさんのアイデアがあって、世界に対する理解が新鮮だからです。

・どんどん複雑になってきている経済や市場で競争力を発揮するために、みんなの知恵や力が必要だからです。

・最後に、組織に積極的に参加できない人は結局その組織を辞めるからです。

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