事業所全体の力をつける工賃向上ワークショップ

事業所全体の力をつける工賃向上ワークショップ

工賃向上のワークショップは、事業所数箇所が参加し、それぞれが計画を立て、実践し、共有することで切磋琢磨するというものです。

1グループ5人程度で期間は半年~1年。事業所が違っても、「同じ釜の飯を食った」という共有感が生まれ、交流が深まります。また同じ地域の中の事業所なので、人の交流とともに、情報や技術、そして具体的な仕事に発展します。(コロナによってオンラインが定番化してきたので、地域を超えた交流も促進されています!)

そんな風に切磋琢磨した参加事業所の工賃実績です。

どの事業所も右肩上がりで、その平均工賃月額は所属する自治体(都道府県)の平均よりずっと高くなっていました。

何かすごい設備投資したとか、何かすごい事業を始めたとか、そういうことではありません。自主製品(パン、クッキーなど)、軽作業、労務提供という、ごくごくオーソドックスな組み合わせです。お客さんも変わらなければ、販売方法や提供方法も大きく変わりません。

大きく変わったのは、事業所外に切磋琢磨する相手ができたので、事業所の中だけにいたのでは入ってこない情報や考え方に影響を受け、それが励みになったということです。事業所ごとに行っている作業も、そこを利用している利用者も、職員も異なります。自分の事業所の課題だけでなく、人の事業所の課題を聴くことによって、「自分だったらどうするだろう」と考えを広げることができます。生のケーススタディとか、生の演習問題に常に触れる状態です。

こういうことの繰り返しが、力になって、成果に結びついているのです。

桃栗3年といいますが、実がなるまでには時間がかかります。最初は大変かもしれませんが、継続していけば、毎年毎年実は成っていきます。

こういう仲間が集える場がK-NET!です。途中で息切れしそうな場があっても、仲間がいればなんとか乗り切れます。

それこそ3年経てば、見違えるような変貌を遂げているはず。

ワークショップで一緒に互いを磨いていきましょう。

 

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