三方良しの福祉

三方良しの福祉

広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアムで毎試合流れている応援歌「燃える赤ヘル僕らのカープ」。この曲は今から44年前にレコーディングされた広島市民に親しまれた曲です。

この曲を歌っているのは歌手の加納ひろし。
私は加納さんのプロダクションの社長と懇意にしていました。
東京で飲みながら、社長に障害者福祉の話をすると、とても興味を持たれ「私の会社も福祉に協力します!!」と言われました。

ちょうど2016年にカープが久々に優勝して「燃える赤ヘル僕らのカープ」の再レコーディングが決定。社長から「この曲のバックコーラスを広島の障害者に歌ってもらえないか?」という依頼を受けました。

私は、広島市立広島特別支援学校の校長に相談をして、生徒数人を選出していただき、音楽室でコーラスを練習し、アステールプラザでレコーディングをしました。

レコーディング当日、広島のすべてのマスコミが取材に来ました。
レコード会社の広報が私に『これだけのマスコミに来ていただくのは大変うれしいが「障害者を利用してCDを売ろうとしている」と思われるのではないか心配だ』と言われました。

私は「レコード会社はCDを売るのが仕事。どんどん売ればいい」と答えました。

私の考える福祉の連携はすべての立場の人が利益にならないといけないと思っています。
〇レコード会社はCDが売れる
〇支援学校は広島カープとコラボしたことが報道される
〇生徒さんはCDデビューする夢が叶った

これが私の考える福祉の基本「三方良しの福祉」なのです。

 

 

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