今こそ工賃向上計画を!チーム力で実行しましょう

今こそ工賃向上計画を!チーム力で実行しましょう

コロナの影響で売り上げが下がり工賃が減少した事業所も、いよいよ回復に向けて動き出してきたようです。工賃復活そして向上にむけて、今こそ工賃向上計画を作っていきましょう。

工賃向上計画は毎年作っているとおっしゃる管理者もいらっしゃるかもしれませんが、ここは基本的な作り方のステップを踏んで、職員総出のチーム力で取り組まれることをおすすめします。ここが抜けてしまうと、気づいたら自分だけだった、なんてことになりかねません。

「工賃を回復する、工賃をアップする」計画作成ための考え方の順序は、
1.目標工賃のための全体の利益を計算する
2.各事業別での利益を計算する
3.各事業別利益に必要な売り上げを計算する
4.売り上げを達成できそうか検討する
5.現事業だけでは工賃のための利益が得られない場合は新規事業を考える
となります。

数字を作るだけなら自分ひとりでもできそうなものですが、事業を行うのは全職員。全職員が現状(危機感)を共有していないと、前に進むことができません。また壁を乗り越えるための情報や知恵を持っているのも職員一人ひとりです。計画作成のプロセスには、この知恵を集めていくことが重要で、事業ごとの担当責任者が数字作りに関わっていることが大切ですね。

事業ごとの担当責任者が関わることで、自分ひとりで考えるより数字が変わることが多々あります。具体的な関わり方としては、各事業担当責任者に自分の事業に割り当てられた工賃アップ積み上げ額の達成計画を作ってもらう、ということになります。

事業担当責任者に動いてもらうためには、危機感を共有し、自分が担当する事業がどういう状態なのか・伸びしろはどこにあるのかを自分の言葉で話してもらって、その伸びしろにたいする計画を自分で作ってもらって、説明してもらうというのが一番いいのですが、

このようなやり方に不慣れであったり、苦手だったりする人には、拒否反応が生まれてしまうので、そこは臨機応変に対応しながらすすめていきましょう。

このやり方は時間もかかりますし、管理者がトップダウンで決めてしまうのが一番早いのですが、結局それでは「自分」というキャパシティを越えることができない、問題が解決できない、さらに悪いことに職員のモチベーション低下にもつながってしまうというリスクが高まってしまいます。

そのリスクを回避するためにも、工賃向上計画の作成をチーム総力戦で取り組まれてはいかがでしょうか。

職員を巻き込んでどうやって工賃向上計画を作っていくのか具体的な手順を知りたいとご興味のある方は、お気軽にお問合せください。

 

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